ワークショップ/らふと

レポート:キッチンで楽しむ染色−コブナグサ

2月28日、よく晴れた日、染織作家 RIRI TEXTILEさんをお迎えして、
「キッチンで楽しむ染色BOX−コブナグサ」をお選びいただいた方へ向けての
オンラインデモンストレーションを配信しました。

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はじまり、はじまり。
まずは道具の説明と、染色のきほん、素材や染料について、
オリジナルテキストに添ってレクチャーを。

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コブナグサは生でも乾燥でもよく染まる植物です。
RIRI TEXTILEさんも、「コブナグサは、とても優秀な植物です」と!

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鍋にコブナグサと水を入れ、火にかけて、染液をつくります。
この時の、ホクホクとした草の香りもよいものです。

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ざるで漉した染液を鍋に戻し、煮ながら染めます。
染める布は、RIRI TEXTILEさんがご用意くださったリネンストール。

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植物染めでは、染料の色素の定着と発色をさせる工程である「媒染」が入ります。
今回はキッチンで安心して使える、みょうばんでの媒染。

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みょうばんを熱湯で溶かして媒染液をつくります。透明になったら溶けた合図。

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媒染も、ご自宅にあるバケツや洗面器で。

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媒染のあとに染液に戻すと、ぱっと鮮やかに発色していきます。
ご自宅でゆっくりお時間をとっていただける方は、
お好みの濃さになるまで、染め、媒染、染め、と繰り返してみてくださいね。

レモンイエローのストールをまとって、明るい春を!

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これまでに手仕事の庭の植物で染めた糸や布のお話しも。

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奥はアップルミント染めの媒染違い、
手前右から、コブナグサ染め、ハーブブーケ染め(レモングラス、ローズマリー、マリーゴールド 、ミントなど)、梅染め。

RIRI TEXTILEさんの手を通してあらわれる、
手仕事の庭の植物がひめていたうつくしい色たち。

ハーブブーケ染めの様子は、工房からの風YouTubeチャンネルでも公開しています。
RIRI TEXTILEさんの映像はこちら
ぜひご覧ください。

コブナグサ

手仕事の庭のコブナグサ。
2006年に種まきをして以来、毎年種をつないでいます。
春に芽を出し、夏から秋にふさふさと葉を茂らせ、その葉を束ねて乾燥させています。
手仕事の庭にいらっしゃったら、観察なさってみてください。
秋の終わりに出る小さな紫の穂もきれいです。

次回のBOXワークショップは3月28日(日)、
革作家Ohamaさんによる、「手縫いでつくる革のスクエアトレー」を開きます。
こちらはZoomの画面をご覧いただきながら、一緒に手を動かしていただく会になります。
まもなく募集開始いたします。皆様ぜひご予定ください!

工房からの風
工房からの風 MECENAT2017大賞